REIGEN最終話で霊幻がモブに言った「ありがとうな」がタヨリモブに向けたものだったのかその後ろにいた本物のモブに向けたものだったのかどちらにも向けたダブルミーニングだったのかでいろいろ解釈分かれるんだけど、急に呼び出したのに来てくれたモブに対する「ありがとう」が含まれるなら今は健全に対等な関係築いてってるんだなってなんだか嬉しくなるよね

本編100話で霊幻が最後に師匠面する台詞が「モブにならそれができるってことを『俺は』知ってる」なのが本当によくて…それまでの霊幻の助言ってそれっぽい言葉を言っただけの時も霊幻の心からの言葉であっても大体ソースというか根拠は濁していて(そういう濁し方は相手に都合よく受け止めさせるために敢えて余地を作る詐欺師の特性ならではなんだけど)だけどそれを最後の最後でちゃんと明示する、しかもその根拠は他の誰でもない「俺は」ってところが… 誰の言葉も借りない等身大の自分がモブに対して心の底から思っていると伝えている そしてそれがちゃんと伝わる 本当にONE先生は言葉選びが節々まで上手で優しい
霊幻はモブが本気で怒って力を使う姿を12巻まで知らなかったし、モブが抱えてきた恐怖やストレスを最終巻まで本当の意味で知らなかったし、そんな状態で第七支部の時も告白でも「自分が知ってるモブはこう」という型に一方的にはめ込んで対処してるんだけど、その型が「不器用で思春期真っ只中ないち中学生」をベースにしているところは無責任だけどあまりに真っ当で、そんなところが「詐欺師だけど妙なところで真面目で大人として信頼できる側面もあるが時にぶっ飛んでもいてなんか説明が難しい」みたいな全然言葉にできないあの人間性をよく表していて、もう53400回くらい言ってる気がするけどONE先生のキャラクター造形力が化け物すぎる もう一生こんなキャラに出会える気がしない…

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同率一位 高嶺ツボミ 霊幻新隆
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